【ヨガ小話】呼吸のあり方って、自然なあり方だ
Radhe Radhe
こんにちは、hisaeです^^
ちょっと前に
『お金を支払う』ということについて考える機会があった。
(ちょっとヨガ的じゃないかもしれないけど。笑)
モノやサービスを買うときに
いつもあたりまえのようにお金を支払っているし、
小さいときにそう教えられて
「そういうものだ」って思ってずっと生きてきたけど。
あまり疑問も抱かずに
それが当たり前のように生活に馴染んでいるのって、
結構すごいことなのでは?
人間は
まだ『お金』という文化がない時代には
物々交換で欲しいものを手に入れるということをしてきた。
次第に
米・塩・布・貝などの
いつでも価値が変わりにくいものが
交換のために使われるようになった。
その後
紙幣や硬貨などの貨幣、いわゆる『お金』ができた。
『お金』とモノやサービスを交換するということを
人間は大昔から続けてきて、
現在までその仕組みが引き継がれて続いてきている。
また
日本だけじゃなく、世界中で、
お金とモノやサービスを交換するという仕組みができている。
人種も文化もそれぞれ違うなかで
使用している貨幣や物価は違うと言えども、
世界中で、いろいろな社会のなかで、
同じ仕組みが採用されている。
同じ国に住んでいたとしても文化が違うだけで、
なんなら同じ地域に住んでいるひとたち同士でさえ、
わかりあえないことなんてたくさんあるのに、
様々な社会の中で
同じ仕組みが採用されているのだ。
それって
実はとってもすごいことなのでは?
そう考えた時に
「呼吸と一緒じゃん!!」
って思った。
呼吸は
吸って、吐く。
受け取って、差し出す。
人間にはもれなくみんな誰にでも
呼吸が与えられている。
生まれた瞬間からいままで
ずっと呼吸を繰り返しながら生きていて、
今この瞬間も『吸う』と『吐く』を繰り返し続けている。
『吸って、吐く』
つまり
『受け取って、差し出す』
ということをずっと繰り返し続けているのだ。
いつもいつも呼吸を繰り返すなかで、
呼吸の『受け取って、差し出す』という仕組みが
知らず知らずのうちに身体に自然と身についていた。
『受け取って、差し出す』ということが身体に馴染んでいたから、
お金の『受け取って、差し出す』という仕組みが
人間の生活には馴染みやすかったのではないか。
だから
いろいろな社会の中でお金という仕組みが採用されているのではないか。
私の勝手な憶測だけど。笑
そんなことを考えていたら
ただただ
「呼吸すごい!!」
ってなっただけだった。
呼吸のあり方って
自然なあり方なんじゃないか。
吐くことをしないで、吸い続けていくことはできない。
吸うことをしないで、吐く続けることもできない。
お金を支払わないのに、モノやサービスを受け続けることはできない。
お金を稼ぐことをしないで、お金を使い続けることはできない。
自分ばかりが受け取ろうとして
自分から何かを差し出すということがないのであれば、
抱えきれなくなってしまう日がやってきたり、
受け取りたい気持ちが強くなりすぎると
受けっとっても受け取っても
いつまで経っても満たされなくなって、
そこには苦しさがやってくる。
自分がうまく受け取れていないのに
誰かに差し出すことばかりしているのであれば、
いつか出せるものがなくなってしまって
そこにも苦しさがやってくる。
受け取るのも、差し出すのも、
バランスが大切だ。
ヨガの練習で胸を柔らかくすれば、
吸える量が増える分、吐ける量も増えていく。
たくさん働くことができれば、
入ってくるお金も増えていくし、使えるお金も増えていく。
受け取れる量が増えていくと、差し出せる量も増えていく。
差し出せる量が増えていくと、受け取れる量も増えていく。
その量を増やすためには
行動をすることが必要になる。
そんなところも一緒だなって思った。
物々交換もそうだけど、
自分が受け取るものに対して
差し出すものがお金じゃなかったり、
自分が差し出したものに対して
受け取るものがお金じゃないことだってある。
お金の発生しないボランティアだったとしたら、
自分が一生懸命働いたことで受け取ることができるのは、
「ありがとう」という言葉かもしれない。
「経験」という価値かもしれない。
「満足感」や「達成感」、「やりがい」のようなものかもしれない。
なにかを受け取ったら、なにかを差し出すように。
なにかを差し出したら、なにかを受け取るように。
この世界はできている。
とにかく
『受け取って、差し出す』という
その流れが、
その流れを止めないことが、
きっと大切なのだ。
今回はお金の話を例にあげたけど、それ以外のところでも
例にあげた『流れ』の部分以外のところでも。
いつでもそばに寄り添ってくれていること。
いつでも私たちの心と身体を守ってくれていること。
いつでもなにかを与えようとしてくれていること。
呼吸をしたことに対して、「生かす」という責任を果たしていること。
そんな
呼吸のあり方を学ぶことで、真似することで、
うまくいくことってたくさんあるのかもしれない。
呼吸って真理だ。
人間全員に当てはまる
普遍のルールだ。
みんなで
呼吸の練習をしよう。

差し出せるものも増やしていきたい。
それでは
みなさまの1日が、今日も素敵な1日になりますように。
Radhe Radhe.