【ヨガ哲学】ヨガってなんなの?

こんにちは、hisaeです^^

初めてのブログでどきどきしています。笑

このブログでは、ゆるっとヨガ哲学のお話をしようかと思っているのですが、

1回目はせっかくなので『ヨガってなんなの?』ってところからお話ししようかと思っています。

『ヨガ』といえば?

呼吸法や瞑想もそうですが、

ヨガと言えばやはり、不思議なポーズ(アーサナ)をとったり…笑

どちらかというと柔軟性を高めたり、身体を動かすといったような

フィットネスのようなイメージも強いのではないでしょうか?

だけど、ヨガってただの運動じゃないんです。

まずはざっくりヨガの歴史から!

いまから5000年くらい前に

インド地方のインダス文明で行われていた瞑想や坐法などの修行法が、

ヨガの元になったと言われています。

紀元前1000年頃、

長い時間をかけ、口頭で語り継がれてきたものがやっと書きとどめられるようになり、

『宇宙の取扱説明書』とも言われる『Veda(ヴェーダ)』という聖典が編纂されました。

その中に、ヨガに通じる哲学や考え方についての記載があったそうです。

紀元後400年頃、

ヨーガ・スートラ』という最古のヨガの教典がまとめられました。

このヨーガ・スートラの中では瞑想を中心に

ヨガの目的や実践方法、ゴールまでの段階についての説明がされています。

それまで坐法や瞑想がメインだったヨガに

アーサナ(ヨガのポーズ)と呼吸法が取り入れられるようになったのは

西暦1000年頃のこと。

これが『ハタ・ヨガ』であり、

現在のヨガは、ハタ・ヨガから派生したものと言われています。

よくイメージされる『ヨガ』は、意外と最近できたものなのです。。

哲学や考え方、瞑想や坐法、呼吸法やアーサナ…

全部ひっくるめて『ヨガ』なのです。

ヨガの語源は『つなぐ』

ヨガの語源は

yuj(ユジュ)』=『つなぐ』、『結ぶ

よく言われているのが「心と身体をつなぐ」です。

間違いではないけれど、それだけじゃない。

心も身体も、私たちが死んだら無くなってしまい、『終わり』がある。

心も身体も、私たちが死んでしまったら無くなってしまうけど

私たちの中には、私たちが死んでしまってもずっと無くなることのない

ずっと続いていく、終わらない『何か』がある。

それが『プルシャ(真我)』。

本当の自分』だったり『』と呼ばれるようなものです。

プルシャは、

変化することのない、完全純粋な意識。

私たちの中にいる『完全で完璧な自分』。

プルシャはいつも、私たちの心や身体の動きを見てるだけ。

いつも心や身体は忙しく変化し続けているから

そちらにばかり意識が向いてしまい、

普段はプルシャの存在を忘れてしまっていることがほとんどですが。。

いつか終わりが来てしまう、今世でいただいた自分の『身体』と『心』と

私たちのなかにある、ずっと続いていく『魂』をつないでいくのがヨガ。

また、

そんな私たちの『魂』は

この世界をつくった神様である大きな『魂』からつくられました。

ところが、

私たちの小さな魂は、自由を求めて、大きな魂のもとから家出をしてしまいます。(若いですね..笑)

家出をして、迷子になっている私たちの魂が

心地が良くて安心できる、愛情を与えてくれる両親がいる家にいつでも帰ってこれるように。

私たちの小さな魂は、大きな魂のなかの一部であり、もともとは同じもの。

いつでもその大きな存在の中に戻っていき、

その大きな存在に身を委ねることができるように。

私たちの小さな『魂』と、この世界をつくった大きな『魂』とつないでいくのがヨガ。

ヨガは

つないでいくための道具なのです。

『私』ってなんなの?

ところで普段、私たちは

「あなたは誰?」って聞かれたときに

「私は、千葉県でヨガの先生をしているhisaeです!出身は新潟県です!超人見知りなんです!」

みたいに

名前や性別、性格、自分の特徴、役割や役職…のような

外側の要素についてのラベルをペタペタと貼り付けて

『私』を作っています。

本当の『私』は『魂』そのものであるはず。

なのに普段、私たちは

完全で完璧な自分が自分のなかにいること、自分が『魂』であることを忘れてしまっています。

簡単に自覚することができて、終わりのある

身体や心のことを『本当の自分』だと思ってしまっています。

終わりのあるものを『本当の自分』だと思うから

いつか終わりが来ることに恐れを感じる。

間違ったものを『本当の自分』だと思っているから

『本当の自分』がわからなくて、不安になる。

その不安を埋めるために

お金や評判、ほかのひと…などの外側にある『本当の自分』以外のものをどんどん求めていく…。

いつかなくなってしまう、終わりのあるものばかり求めていては

いつまで経っても不安なままで、満たされることはありません。

自分のなかにはもう『完全で完璧な自分』がいる。

いまのままでも、自分の内側にはすべてがそろっている。

自分はもう満たされている。

そのことに気付いたとき、私たちは、外側に何かを求めることはなくなっていきます。

ヨガの練習はずっと続く

結局ヨガってなんなの?というところですが。

ヨガは、

自分が『魂』であるということに気付くための練習です。

呼吸やアーサナ(ヨガのポーズ)を通して

自分の身体と心と向き合って、『本当の自分』のことを知っていきます。

外側のラベルを全部はがして、残ったのが『本当の自分』、『魂』です。

いまはまだラベルだらけで『本当の自分』なんて何も見えないかもしれないけれど。

ラベルを少しずつはがしていく中で

本当の自分のことがわかってくるし、

本当に自分がやりたいこと、やらなくてはいけないこと(使命)も見えてきます。

人生は「わからない」ことから「わかっていく」ことの繰り返し。

『本当の自分』を知るための練習は、一生続いていきます。

ヨガは『自分を知るための旅』

ヨガは、自己を通じて、自己へと向かう自己の旅です。

Bhagavad Gita

私たちはマットの上で、自分を知るための旅に出ています。

ひとりひとり

その旅の途中で通る道も違うし、進む速さも違うし、そこで起こることも違う。

だけど

その旅の途中で起こることはすべて

自分を知っていくために必要なことであり、

それはすべて必要なタイミングで起きています。

進み具合や経験の差を

ほかの誰かと比べてしまうこともあるかもしれない。

だけど、ほかの誰かと比べる必要はありません。

あなたが『あなた』を知るための旅だから。

マットの上では

ありのままのあなたを全力で表現して

『あなた』という、ヨガの旅を楽しんでくださいね^^

それでは

みなさまの1日が、今日も素敵な1日になりますように。

Om Shanti Shanti Shantih.

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